虫の声と子供の泣き声

虫の声が聞こえています。。。

 

今年の立秋は、8月8日。

毎年、ピッタリに、美しい虫の音色がきこえてくるな~、、と思っていましたが、

今年は、なかなか聞こえませんでした。

猛暑のせいでしょうか?

やっと、8月13日の雨が降ったあとから、その音色が。。。

‘気温のサイン’で、虫は鳴きだすのかもしれませんね(‘_‘ 。о 〇

 

ところで、季節が移り変わる頃は、バーゲンセールの季節でもありますが、

お盆のある日の午後、香川県の綾川にある、某、商業施設イ○○に行ってきました。

なかなかの集客率!駐車場はいっぱいでした。

店内で、「家族づれが多くて楽しそう・・」と見ていたら、

5歳位の女の子がキンキンする高音の声で、泣きわめいている場面に遭遇しました。

「○○を買って~~~~!」の連呼です。

お母さんは、断固無視の構え。怒るでもなく。戦う母?!

 

こういう時、じつはワタシ、、、ちょっと参戦したくなります。

「鬼がくるよ!」とかなんとか(^w^)。でも、こらえます。

そのお子さんの情報がないし、それに、しつけを手伝うのは、昔はご近所さんの役目

だったのかもしれませんが(地域で子育て)、今は環境が違いますね。。。

どう思われますか?

 

「鬼が来るって言いう方が鬼!」って言われたりして。。でも、鬼も

必要ですよね!「鬼の代行」も。

家族以外の人から注意されると、子供の心には響くのでは?

と、思うのですが、お節介かもですね。。。

何か、アドバイスや、鬼の代行は、

絵の生徒さんや、近所の子供、親戚の子位にしておきましょうか。。。

 

と、考えていたら、近くで、コオロギが鳴き始めました。

コロコロコロ・・・コロコロ・・・。

 

自然と共に、心なごみながら暮らしていきたいものですね。(^^)☆

 

MIHOMUSEUM美術鑑賞と、子供の絵

大人の美術鑑賞は、センスを磨いたり、心を潤おしたりしますよね。。。

子供は見たらマネしたくなって、とにかく描きたくなります。

よほどお絵描きが嫌いでなければ。

 

先日、滋賀県信楽にある「MIHOMUJIUM」に行ってきました。

50分かけて山道をいくバスの中で隣り合った、名古屋からの女性と話しがはずみました。

ワタシも名古屋から、新幹線で京都→石山と来たので、「偶然ですね!」となりました。

 

彼女の口からは、ワタシの知らない日本画の画家の名前が沢山飛び出しました。

暫くして、「ご自分では、絵を書かれないのですか?」とお尋ねすると、

「ヘタですから・・。」と暗くなってしまい、地雷をふんだ?

と後悔しました。

鑑賞眼のある人が、描くのが好きとは限らない。。。

 

それにしても、「絵はヘタでいや!」と言う人が結構多いなぁ~とつくづく思います。

どうしてなんだろう?

考えてみました。

 

幼児の頃は、グルグルとクレヨン描きをして楽しいはずなのです。

色々な色を試しながらグルグルグルグル。。。。。(^o^)/〇○

「へたかも?」・・・となるのは、7歳ごろの大人の言動なのでは?

 

頭に浮かんだものを絵に再現したいこだわりが出る頃の描きたい衝動。

描いたものを見て、周りの大人が、「何を描いたの?」とか「ヘタだね」

とか言われた子供は、がっかりして自信をなくす。

反対に、「キレイだね!」と賞賛された子は益々描く。

集中して描くようになる。。。。ちょっとした大人の言動なのでは?

そのうえ「うまく描きなさい!」「ちゃんと描きなさい」なんて、言われようものなら、

「勉強しなさい!」と言われて育つ子が、勉強嫌いになるのと同じパターンになるのでは?

と、、、見ているのですが、どうなんでしょうか?

 

それに、「ウマイ?って、どうやったらウマイ絵になるの?」

子供は???です。学校では先生が一人一人をチェックも出来ないうちに、グチャッと

なった絵は、「ウマイ絵とは?」と考え始めてしまった子供にのしかかるのでは?

 

だいたい、ヘタとかウマイとかジャッジする大人の多いこと!

 

自分はどうだったのか?

ノンビリとマイペースで、描いてきました。

小1時代、2年、3年と先生に恵まれたせいか、不思議な自信を

付けたのかもしれません?12歳~17歳まで、5年間体育会系の部活に入ったため

絵から離れていましたが、教科書にはちゃんと漫画や線画の落書きはしていました。

受験勉強もギリギリで始め、

幸運なことに、地元の美大に入り、デザインの課題を出す生活に。

絵のウマイ人たちの中では、ヘタな自分。。。比べることがやっと始まる

のです。

先生がまた口の悪い・・・(わざと?)ヘタヘタ言うSさん。

へこたれずに描く。。。描きたいから描く。

 

話が戻ります。

MIHOMUJIUMでは、「若冲と蕪村」を見ました。

若冲は、本当にウマイ!

だれが見てもそう思う丁寧さと、余裕が感じられました。

裕福に育った人。。。(鶏を庭にモデルとしてたくさん買ったりできる方)

始めて鑑賞した蕪村は、もの静かな苦労が垣間見られる味のある雰囲気の方だな・・

と思いました。

絵より俳句の修業が先で、松尾芭蕉を意識して過ごされていたようです。

 

世界観・・・。

ワタシには、蕪村の小さい文机で、想像して描かれた作品たちが、とても

愛おしく思えました。6畳間で宇宙を思い描く人。

アートは描くことだけでなく、想像したり、鑑賞したりすることも含めて

俳句など世界観を表していくのも創作なんだな~と、改めて感じられた

美術館の日でした。

 

烏を自分に見立てた作品・・・特に印象に残りました。

対する鳶の方は、芭蕉に見立てているという説があるそうです。