「迷路を作りたい」に答えて、s(7歳)と迷路を作りました
ユキーノアート教室は予約制で、1対1でお絵かきすることが多いのですが、
慣れてくると「描きたいものある?」と聞いています。
ある日、7歳の男子Sが、「迷路が描きたい!」
と言ったので、「じゃあ、ちょっと下描きしてみようか」と紙を
渡すと、「う~~~ん・・どうやって描くんだろう?」・・・と、
悩んでいました。
描きたい気持ちがあるのはひしひしと伝わってくるのですが、
いざ描くとなると、どう描いていいかわからない。。というのは、
子供にはよくあることですよね。
「じゃあ、こうしてみる?」と、助け舟を出しました。
(お手本をちょっと描いて、こんなのでいい?)と聞くと、Sは「うん!」と言って、
採用となりました。
そして、お手本ぽいものをまねていきました。
描き始めると、アイデアはどんどんでてきて、道の角に蜘蛛の巣、
オバケ、橋、など描いていきました。
Sは、細かい部分の筆づかいがとっても上手です。
お習字を習っているそうで、指先まで神経がゆきとどいていました。
たいがいの低学年の子供は、筆の上の方を持って、ざっくりと色を塗ります。
塗り方があらくても、生き生きと描けていれば大丈夫!と、
ワタシは思っているのですが、はみ出ることを気にする子供も
いるので、そういう時は、時間をかけて丁寧にという方向に
切り替えます。
仕上がりはこんな風になりました。(^^☆☆
sは、とっても満足したようです。
この‘‘満足感’’こそが、
お絵かきの成果だと思っています。
上手に写実的に!!を求める
親御さんには何度もお伝えしてきました。
沢山沢山、描くことを重ねると、
なんだか自信がついてきます。(表現=アウトプット
=確かめる行為)・・・ということなのでしょうね(^^
頭に浮かんだことを表出することが出来た喜びで、子供は元気になります。
肯定的な態度の素敵な人に成長しますように!!
と、生徒さんたちに願うばかりです。
(そして、すべての子供達が、自由にお絵かきできる環境がありますように💖)