御注文頂いた白いヘビの絵を描くにあたって、Tさんとの話し合いの
中から、「三輪山」というフレーズを得たので、奈良県桜井市の
日本最古の神社「三輪神社」へ。
大きなヘビが三輪山にトグロを巻いている・・・そういった構図は、どこかで
見たことがありました。
神社関係や日本各地の民話で、龍のお話しは数々ありますが、大きなヘビも
同じ意味を持つ何かの隠喩のようです。
人は、畏れ多いもの、自然の脅威などを、大きな龍や大蛇の形になぞらえて
(形にして)理解しようとしてきたのでしょうか?
Tさんとのご縁を頂き、こんなことを考えながら、いざ紙に向かうと、
どうしても、見たことのある現実の蛇を描いてしまいます。
イヤイヤイヤ、もっと大きくて壮大な感じのハズ!
うっすらとインスピレーションは浮かんでいるのですが、絵という「モノ」にしていく
段階で、イメージは、ちがう形になっていくのです。
お習字のように、気合でサ~~~~っと描けたらいいがな~~とも思ったり、
転写(頭の中のイメージを)って、できないのかな~?と考えたりもしました。
ハウツー。ここからは、どのように?の領域。
画材と、紙、、この3次元の道具のアルことに感謝して、テでセンをヒク。
テ、センヒク。テ、セン、ヒク。の繰り返し。
この繰り返しをしているワタシは、今、3次元に居ながら、2次元の紙の上に
大蛇という4次元妄想世界以上のエネルギー体を描き表わそうとしている。。。
色エネルギーの力を感じながらの段階になってくると、ワタシは、もうソコにいない。
でも、いますよね。
無我というか、そんな感じです。
イメージが湧く ー> 下絵を描く ー>テ、センヒク を、1000回以上。。?
ワタシ何してるのかな?
いつになくそんなことを考えてしまいました。
白いへびがもたらした智慧?だと考えると楽しい。
もう少し頭を使ってみようかな?
読んでくださったあなたと、Tさんに感謝します。
m(_ _)m
由来乃山ユキーノは、いるけど、ときどきいません。
Tさんに許可をいただいたので、絵の一部をUpさせていただきますね。。。